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Walking together in a park
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週刊 uncool life #4

先週最後にちょろっと触れたが、先週末に国交省が主導する PLATEAU プロジェクトをテーマにしたハッカソンに参加してきた。

何を作ったかなどは以下にまとめているので良かったら見てみてほしい。

PLATEAU Hack Challenge 2024 in TOKYO に参加しました | Kenta Kudo

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kentakudo.com

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ハッカソンに参加するのは昔職場のメンバーで参加して以来 5 年以上ぶりで、新鮮だった。

ハッカソンという時間制約の強い中で技術に触れることで、PLATEAU について効率よく学ぶことが個人的に目標としていたところだったが、いくつか反省点はありつつもある程度達成できたかなと思う。自分の知らない分野や人に出会えたのも非常に刺激になった。

ハッカソンという形式はやはり面白かったので、今度はチームで、そして勝つことを目標にして参加する、という意欲が湧いている。誰か一緒にハッカソン出ませんか。

今週のニュース

写真から超リアルな 3D 空間をどうやって復元するか? 「3D Gaussian Splatting」学習の徹底解説

写真から超リアルな3D空間をどうやって復元するか? 「3D Gaussian Splatting」学習の徹底解説 - Qiita

はじめに前回の「画像生成の記事」で「3D Gaussian Splatting」による画像生成技術について解説しましたが、ご覧になりましたでしょうか。この「3D Gaussian Splattin…

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qiita.com

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#2 で紹介した、Scaniverse の Gaussian Splat 機能で使われている、3D Gaussian Splatting という手法についての解説。

この手法自体は昨年の 8 月に発表され1、界隈では大きな話題となっていたらしい。

3D モデリングといえば無数の三角形のポリゴンを使ってメッシュを作成する、というイメージが強かったが、この手法では三次元ガウシアンという、米粒のような形状をしたオブジェクトを使って物体を表現する。

(記事より引用)

写真が撮影された際の画像とカメラの位置と姿勢を教師データとして、この米粒、もとい三次元ガウシアンの形状をパラメータとしたモデルを訓練する。

従来 3D の描画には NeRF という、深層学習を使ったモデルが利用されることが多かったが、3D Gaussian Splat は単なる最適化問題となっているため推論のプロセスが不要で、NeRF に比べて描画が早いとのこと。

記事では詳しい計算も紹介されているので気になる方はチェックしてみてください。

2024 年のスタートアップの始め方・考え方

2024 年のスタートアップの始め方・考え方

2024 年 5 月 12 日に行った<a href="https://startup-school-2024.peatix.com/view">東京大学 Startup School 2024</a> での講演資料です。 <b>関連資料</b> <ul> <li><a href="https&hellip;

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speakerdeck.com

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および

東京大学 FoundX 馬田さんのスライドをいくつかみていた。どれも要点がよくまとまっていて、とても参考になるものばかり。

日本のスタートアップシーンは 10 年前から投資額が 10 倍に膨らんだ結果、より大きなリターンを出すことが必須になってきている。

そのためにはちょっといけてる SaaS、というような規模感ではなく、最初からユニコーン・デカコーンを視野に入れて戦略を立てなければならない。

より大きな絵を描くためには「とりあえずやってみる」という探索的な手よりも、時間軸、10 年後にあるべき姿を想像した上で今取るべきステップを逆算で求めていくなど納得なアドバイスが多く紹介されている。

Gopher が Rust 入門したので違いをまとめてみた

GopherがRust入門したので違いをまとめてみた

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zenn.dev

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Rust と Go を比較した記事。どちらに偏ることなくフェアでかつ触れている範囲がとても網羅的。

特に Rust の非同期を未だに雰囲気で書いているので非同期の項はとても勉強になった。と同時にいい加減雰囲気で書くのやめないとな......と反省。

RAG の「ベクトル検索」の弱みを、ナレッジグラフで補う

RAGの「ベクトル検索」の弱みを、ナレッジグラフで補う

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zenn.dev

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生成 AI に独自のナレッジを挿入して回答の精度を向上させる RAG という手法。その RAG の精度をさらに引き上げるためのアイデア HybridRAG についての解説記事。

これまでの RAG のベクトル検索の出力をもとにナレッジグラフを構築し、その結果を生成 AI に渡す、という方法。

RAG について雰囲気でしか分かっていないので、以下の記事などを参考に実際に何かを作って理解を深めたい。

エネルギー基本計画は「再エネ第一」に組み替えを

エネルギー基本計画は「再エネ第一」に組み替えを

いま、経済産業省の総合資源エネルギー調査会で、第7次エネルギー基本計画の策定をめぐる議論が進められている。エネルギーの安定供給を確保しつつ、どのようにして脱炭素化を進めるのか、移行過程をどうするのか…

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toyokeizai.net

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エネルギーといえばベースロード電源という、火力など一定の出力が安定的に出てかつコントロールしやすい電源をベースに、原子力などのすぐには出力をコントロールできない電源や、風力や太陽光などの出力が安定しない電源を組み合わせる、という考え方があるが、再生エネルギー技術が発展し、再エネ同士の平準化や蓄電池技術によりによりこの考え方はもう古くなっているらしい。

このベースロード電源の考え方を知ったのは大学生の頃だったと思うので、10 年もするとこういった概念の部分もアップデートされる・自分が昔得た知識も疑ってかかる必要があると驚かされた。

Firebase Auth の 匿名認証 で爆速オンボーディング!ユーザー離脱を防ぐベストプラクティス

Firebase Auth の 匿名認証 で爆速オンボーディング!ユーザー離脱を防ぐベストプラクティス

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zenn.dev

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Firebase の匿名認証機能を使って、サインアップさせずに User ID を発行してデータ保存のキーに使うテクニックの紹介。

User ID が紐づいているのでサインアップした後も複雑な処理をすることなくデータを管理できる。

UX 的にも DX 的にもいい手なので、覚えておいてここぞという時が来たら利用していきたい。

Sakana AI GENIAC 成果報告

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昨日 NVIDIA からの出資を発表した Sakana AI。その Sakana AI が経産省/NEDO 主導の生成 AI 開発支援プロジェクト GENIAC で成果報告を行なった様子の動画。

これまでの生成 AI とは違うアプローチを使い精度向上などの成果を上げているらしい。先のスタートアップのアイデアの話とも合わせて、こういったグローバルで通用する技術が日本から生まれる潮流ができつつあるのは嬉しい。

コンテンツ作りは「取材」が9割

コンテンツ作りは「取材」が9割|竹村俊助/編集者

取材がつまらないと、原稿もつまらなくなる たまに「取材がつまらなくても、書くときに面白くできるだろう」と思っている人がいますが、それは難しいことです。 つまらない取材であれば、それなりのコンテンツにしかならない。 残酷な言い方ですが、面白くない文章ができあがったらそれは話の内容自体が面白くなかったということ。よって、取材する側がやるべきことは面白い話が出てくるまで粘って取材を続けることです。 今回のnoteでは、僕が取材のときに大切にしていることを紹介します。 取材の前にやるべきこと まずは取材の準備です。次のことは最低限やっておきましょう。 ・取材相手のSNSがあればチ

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note.com

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取材をする際の準備や進め方のコツを紹介した記事。ユーザーインタビューや普段の会話にも利用できそうなポイントが多く、参考にしたい。


今週は夏の暑さがぶり返した 1 週間でしたが、来週後半からは秋らしくなってきそうですね。

ではまた来週。

(こちらより質問や感想をいただけると嬉しいです!)

Footnotes

  1. 3D Gaussian Splatting for Real-Time Radiance Field Rendering